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それでも飲まずにいられない
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 また深酒、我夫婦と高校の同級生夫婦と。全員まず生ビール一杯!

 お通し、煮物。ビール飲みながらつまみを注文。

 刺し盛り二人前、鯨のベーコン、野菜炒め、きんき焼き。

 お燗(二合徳利)二本。私の個展話を中心にグビグビ、お銚子二本!

 四人とも強い、二本!二本!まだツマミは有る。またお銚子二本!

 話題は、旅の話に。は~い、お銚子二本!

 私は、焼酎ボトルの残りを水割りで飲み始める、妻は水をもらう。

 ツマミは、まだ少しある。

 向かいの友人夫婦が、もう少し飲むか?と、お銚子一本注文する。

 話は、ゴルフの世界へ、もう一本だけね、と、お銚子一本追加。

 そろそろ代行呼ぶか?ん、代行一台お願いします!

 そんな時、店の親方が生ビール二杯持ってくる、これ飲んでよ!

 私と友人が口をつける、友人の奥さんが、まだ酒を飲んでいたので

 親方が、お酒半分(一合)もってきてえ!と、叫ぶ。

 そんな頃、お客さ~ん、代行来ましたあ~ と奥から声がした。

 なんと、二合徳利十四本、生ビール四杯、いただき物のビール・酒

 (飲み残したが・・・)飲んだことになる。四人で三升近く飲んだ。

 それに焼酎まで、これでは・・・・・・・・・・
 

 
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 久しぶりに書く、

実は、9月18日~24日まで、丸善仙台アエル店ギャラリーで個展をやっておりました。

大河原町出身の詩人、尾形亀之助の世界をイラスト化した。

この節、まずまずの売り上げで、次回の個展日程も決められてしまった。

そんな事後の打ち合わせの帰り、出来立てホヤホヤの立ち飲み屋に出合ってしまった。

名の通った焼き鳥屋だったそうだが、ここのとこの景気の落ち込みで低価格の立ち飲み屋

に思い切って変身したそうだ。

システムは、まず、千円を店の通貨に両替する。そのコインでそのつど支払ってゆくのだ。

時々見かけるシステムなのだが、この店は飲み逃げしやすい間取りになっているので、

この形にしたそうだ、私でも逃げられそうだ。

穴は、コインの使い方でなかなか帰れなくなってしまう。一品1~5コインなのだが、コイン

の残り方によってまた千円両替せねばならなくなってしまう。これが始末が悪い。

残りのコインは持ち帰ってもいいのだがのん兵衛は、それができない。

この日の私の姿は、まず、千円両替、ギネスの小瓶・枝豆・牛はらみ・(12コイン)、足りな

いので又千円両替、ウーロンハイ・ぎんなん・ウーロンハイ(9コイン)また1コイン足りなくなっ

て千円両替、ウーロンハイ・コロッケ・赤ワイン(8コイン)、またまた1コイン残ってしまった。

もうその手には乗らんぞ!

マスターに、1コイン分チーズくれる?と、小さく言うと、ニヤッと笑ってうなずいた。

出てきた皿を見ると、厚切りのチーズ5枚オリーブ付き、これは1コインであるはずがない。

サービスだ、サービスだ!

これからは最後のコインの使い方を研究せねばならない。

テレビでは、千葉マリン球場の花火がさく裂していた。
 パブは、9時を過ぎる頃から急激に混み合ってくる。

 この人たちは、いつたい何処に隠れていたのか?

 と、思うほど多くの人が、地鳴りを上げてやってくる。

 「 なんだ? なんだ? 」 「 これは? 」

 まるでラッシュの電車の中で酒を飲んでいる様なものだ。

 ほとんどの人が立ち飲みなので、虫達が羽根をこすり合わせて鳴く様に、

 体を、すり合わせてギネスを飲んでいる。

 すき間を見つけては、人とギネスが収納されてゆく。

 もう、顔を寄せ合わないと言葉が聞きとれない。

 まさに狂宴、カウンターの所へ注文しに行くにも長旅になってしまう。

 もう大変だ!

 シャンデリアの上では、妖精達が目をギョロギョロさせながら、

 からかう相手を探している。

 日本の首都は「ホンコン」だと言ってゆずらない、赤鼻のスーパーマーケットの

 おじさんがいる、「俺の日当は、ギネス10杯分だ!」と叫ぶ、フランス人の道路工事夫が

 7杯目のギネスを注文する。

 この店のボス、85歳の屈強な老人が、ジントニックのグラスを振りまわしながら

 客達を神のごとく言いくるめている。

 カウンターの隅では、アイルランド銀行の支店長が一人静かに自己崇拝的

 アイルランド魂を飲みこんでいる。

 バーテン達も、この酔っ払い達に酔わされて、カウンターの脇を

 ダジャレを飛ばして駆けまわる、壮観だ!

 もう妖精達にまかせるしかない。

 さあ飲め!さあ飲め!と、私の病気を刺激してくる。

 この時間が永遠に続くかの様な錯覚を感じてくる。

 そんな気持ちに襲われる頃、小柄なマスターが、鐘を鳴らしながら

 「レディス アンド ジェンッ」 「ラスト アンド ドリンク」と叫びながら

 店を歩き回りはじめた。

 「もう帰れ!」と言っているだけなのだが、その声は、

 ひとつの音楽になっていた。

 舞台の幕が下ろされる時の不可思議な哀しみが伝わってくる。

 パブという劇場の中で・・・・・・・

 酔った体に最後のギネスを流し込み、ヨロッと立ち上がった。

 雨の降りしきる、揺れ霞む街へ踏み出す。

 まるでオペラ座から出て行く様な気持ちで去って行く。

 いったい、今日は、何を見たのだろうか?

 音のない世界が、また、私の体を包み込む

 ギネスの香りを、蒔き散らしながら・・・・・・・・・・・・。


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プロフィール
HN:
村上かつみ
性別:
男性
職業:
 イラストレーター
趣味:
自己紹介:
酒ばっか飲んであまり
仕事しないイラストレ
ーターなので、気が引
けています。
アイルランドへパブ百
軒めぐりの旅に出かけ
たり、リスボンで、赤
ワインに抱かれエクス
タシーに達したり、ブ
ータンで稗・粟焼酎を
飲んで、大漁節を踊っ
たり。と・・・
いつも、酒飲む口実を
考えながら暮らしてい
る。さて、0,5ミリ
のサインペン切れたの
で、街へでるか!
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