それでも飲まずにいられない
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しょんべん横丁と呼ばれる路地裏に、客達に不思議がられている小料理屋がある。
店は、うすぎたなく、20人程で満席になる。 「 つまみ 」は、5、6品、黒板に書いてある。 オール400円、ボトルを入れると、割る物は全てタダ、お通しなし。 つまり、ボトルが入っている客が、つまみなしで飲むと、勘定はナシになる。 カラオケも、何曲歌ってもタダになっている。 この「やり方」は、おかしい、と客達は心配しているのだが、 ママは頑としてゆずることはない。 この店は、いつ行っても満席に近い。究極のシステムなので。 狂乱は、12時を過ぎても続いている。 ママは、稚内生まれ、若い頃は、かなりの美人で、この街で評判だったらしい。 ママに狂った男も多かったそうだ。 ママの感情表現は、多感な少女の様に激しい。 気に入らない客が来ると追い返してしまう。常連になっても油断はできない。 出入り禁止になった男どもは数知れない。 女に狂って、借金を作った亭主も、出入り禁止になっていた。 特に、男と女がベタベタする事を嫌う。 女の客に親しく接すると、ムッとママの眼尻がつり上がる。 「 うちの店で、イチャイチャするなっ! 」 この店では、ママ以外、女として存在できないのだ。 女王様は、還暦を、昨年迎えたという。 PR |
プロフィール
HN:
村上かつみ
HP:
性別:
男性
職業:
イラストレーター
趣味:
酒
自己紹介:
酒ばっか飲んであまり
仕事しないイラストレ ーターなので、気が引 けています。 アイルランドへパブ百 軒めぐりの旅に出かけ たり、リスボンで、赤 ワインに抱かれエクス タシーに達したり、ブ ータンで稗・粟焼酎を 飲んで、大漁節を踊っ たり。と・・・ いつも、酒飲む口実を 考えながら暮らしてい る。さて、0,5ミリ のサインペン切れたの で、街へでるか!
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