それでも飲まずにいられない
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ある化学会社のデザインセンターに勤める酒好きの男がいる。
妻の実家で、迫力ある義父と同居する、マスオさん状態だ。 大正生まれで、頑固一徹な義父との関係がしっくりいかず、一種の帰宅拒否症に 落ちいっていた。当然、妻との関係も歪んでいた。 男は、自宅手前の駅に途中下車し、毎夜、酒を飲んで、夜が更ける時を待った。 義父が寝た頃を見計らって帰るのだ。 平日、家で夕食をとる事は、なかった。 土曜、日曜を、家族の為に使っていた。 朝から、家族ゲームの為に、家を出るのだ。 ある時、友達との旅行会が計画された。 芸者と遊ぼう、伊東温泉への旅だ! 幹事が気合を入れすぎて、会費五万円の豪華な旅になってしまった。 「 まいったなあ! そんなに会費高いのかよう、俺、あんまり小遣いないんだよなあ・・」 男は、困り切った顔をした。 「 お前、一部上場会社の課長だろっ、こんなはした金どうってことないだろうに! 」 「 そんなこと言ったって、女房がなあ、義父も、俺のこと監視してるし・・・・・・ 」 まあ、努力してみるよ。 男は、結局、旅に参加した。 「 お前、お金どうしたの? 」 「 うん、会社の五階にサラ金あるんだよ、そこで借りた・・・・七万円 」 男の旅姿は、完璧な、ゴルフスタイルだった。 義父と女房には、ゴルフコンペに行くと。 PR |
プロフィール
HN:
村上かつみ
HP:
性別:
男性
職業:
イラストレーター
趣味:
酒
自己紹介:
酒ばっか飲んであまり
仕事しないイラストレ ーターなので、気が引 けています。 アイルランドへパブ百 軒めぐりの旅に出かけ たり、リスボンで、赤 ワインに抱かれエクス タシーに達したり、ブ ータンで稗・粟焼酎を 飲んで、大漁節を踊っ たり。と・・・ いつも、酒飲む口実を 考えながら暮らしてい る。さて、0,5ミリ のサインペン切れたの で、街へでるか!
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