それでも飲まずにいられない
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哲学者、キルケゴールが命名した、「滞在喪失症」という病を持つ男がいる。
今、という時間が未来へ繋がって行かないのだ。 当然、酒を飲んでいた時の話は、翌日、存在しない。 グラス三杯目から駄目になる。 男は、看板屋の後継ぎ息子だったが、酒と女で、品川の家を失っていた。 始末が悪いことに、自分は「もてる」と思い込んでいて、電車に乗っても、 若い女の子は全員、自分を愛を持って見つめていると、確信している。 「 今日、まいったよ!朝の電車でさあ、若い女の子、皆んなオレのこと 見つめるんだよ、その愛にうるんだ視線が痛くって、痛くって、 疲れたよ、フ―ッ 」と、呟いている。 私は、つい静かに男の話を聞いてしまう。 「 近頃の若い娘、駄目だよなあ、品がなくって、なんたって「壇ふみ」だよ、 オレの嫁さんになる人は・・・・・・・」 「 夜は、ホクロが可愛いい、松原のぶえもいいねえハハハハ・・・・・・」 この男の話を聞いていると、頭痛がしてくるが、明日、存在しない話なので、 温かく笑ってしまう。 そして、酒にも色がついてくる。 PR |
プロフィール
HN:
村上かつみ
HP:
性別:
男性
職業:
イラストレーター
趣味:
酒
自己紹介:
酒ばっか飲んであまり
仕事しないイラストレ ーターなので、気が引 けています。 アイルランドへパブ百 軒めぐりの旅に出かけ たり、リスボンで、赤 ワインに抱かれエクス タシーに達したり、ブ ータンで稗・粟焼酎を 飲んで、大漁節を踊っ たり。と・・・ いつも、酒飲む口実を 考えながら暮らしてい る。さて、0,5ミリ のサインペン切れたの で、街へでるか!
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