それでも飲まずにいられない
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若い男と飲むのが好きな、中年のボイラーマンがいた。
特に学生が好きだった。 店で出会った青年に話しかけては、友達になってゆく。 男は、店では、芸達者で人気者だった。 「 お花見会 」 などの宴会の時、ストリップショーを必ず披露していた。 女装用のかつら、下着、衣装、小物、バックミュージックと完備している。 カエル腹の裸踊りには、へきへきするのだが、仲間たちは、宴会のたびに リクエストした。 男は、新興宗教に狂った女房と別れ、今、ひとりアパートで暮らしている。 男は、女の客と話することは、ほとんどなかった。 ある日、突然、男が、脳内出血で倒れた。 左半身不随になってしまった。 ひとりで外出することもできず、日常生活にも困る状態になった。 今、男は、同じアパートに住む、青年の世話になっている。 青年は、男が元気だった頃、いつも連れだって飲み歩いていた。 そんな時代への感謝の気持ちか、世話を始めて五年になるという。 男には、息子が一人いるのだが、あまり顔を見せることはないそうだ。 PR |
プロフィール
HN:
村上かつみ
HP:
性別:
男性
職業:
イラストレーター
趣味:
酒
自己紹介:
酒ばっか飲んであまり
仕事しないイラストレ ーターなので、気が引 けています。 アイルランドへパブ百 軒めぐりの旅に出かけ たり、リスボンで、赤 ワインに抱かれエクス タシーに達したり、ブ ータンで稗・粟焼酎を 飲んで、大漁節を踊っ たり。と・・・ いつも、酒飲む口実を 考えながら暮らしてい る。さて、0,5ミリ のサインペン切れたの で、街へでるか!
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