それでも飲まずにいられない
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「 昔、俺の女は、リンゴの木のような人だった 」 と、
タイル屋の社長が、詩人気どりで、呟いた。 社長は、石原裕次郎が好きで、裕次郎の歌以外、カラオケで歌う事はなかった。 「 俺は、大学で、裕次郎と同級だった 」 と、うそぶく。 駅裏に、酒場が密集している横丁がある。 男は、この一角に、月・水・金・土と、必ず現れる。 ある日、社長は、夢子に恋をした。 夢子は、肉づきの良い小柄な女で、オカッパ頭から覗く幼な顔からは、 年令を読む事はできなかった。 社長と夢子は、連れだって、この横丁を飲み歩く日が続いた。 社長が飲んでいる処に、夢子が追いかけてくる型だった。 秋風が吹く頃、二階のスナックで、大きな音がした。 社長が夢子になぐられ、椅子からころげ落ちた。 年増のママに手を出したそうだ。 夢子の話によると、ママとは中学の同級生だったそうだ。 この事件のおかげで、夢子の歳が解明された。 PR |
プロフィール
HN:
村上かつみ
HP:
性別:
男性
職業:
イラストレーター
趣味:
酒
自己紹介:
酒ばっか飲んであまり
仕事しないイラストレ ーターなので、気が引 けています。 アイルランドへパブ百 軒めぐりの旅に出かけ たり、リスボンで、赤 ワインに抱かれエクス タシーに達したり、ブ ータンで稗・粟焼酎を 飲んで、大漁節を踊っ たり。と・・・ いつも、酒飲む口実を 考えながら暮らしてい る。さて、0,5ミリ のサインペン切れたの で、街へでるか!
最新コメント
[06/27 カツノリ]
[06/19 林]
[04/30 飲み屋のおやじ2世]
[04/27 M.O]
[04/24 rossa]
|